
コロンビアコーヒーの3つの生産地域
生産地域ごとに個性豊かな味わいを楽しめるコロンビアコーヒーですが、 その個性を生み出しているそれぞれの気候、地理的条件などについてご紹介します。
本物のコーヒー愛好家かどうかは、コロンビアコーヒーの「ウィラ」と「サンタンデール」を見分けられるかどうかでわかると言われています。コーヒー愛好家への第一歩として、まずは、コーヒーが生産されている3つの地域の特徴をご覧ください。
ー北部ー
シエラネバダ・デ・サンタマルタ、ノルテ・デ・サンタンデール

強めのコーヒーを好む人にぴったりのコーヒーが作られています。この地域は標高900〜1300mと低く、気温が高いのが特徴です。原生林による自然のシェード(日陰)がコーヒーの木を強い日差しから守り、成長を助けています。 この地域で作られるコーヒーは、酸味がまろやかでフルボディ。10月から2月の間に収穫されます。
ー中部ー
サンタンデール、アンティオキア、トリマ、ウィラ

この地域で生産されるコーヒーの特徴は、ずばり完璧なバランス。 生産地はコーヒー栽培にとって理想的な標高である1300〜1700mに位置しています。 火山に囲まれ、その火山灰による栄養価の高い土壌を有し、年間を通じて降雨量が多いことから、 ほどよい酸味とミディアムボディのコーヒーが作られています。この一帯では、収穫期が年に2回あります。
ー南部ー
ナリーニョ、カウカ、スル・デ・ウィラ

まろやかでキレのある酸味がお好みであれば、この地域で作られるコーヒーがおすすめです。 標高が1800〜2300mと高く、気温が低い土地では、コーヒー豆はゆっくりとその実に糖分を蓄え、成長していきます。 そうして、香り高くライトボディのコーヒーが作られるのです。この地域では1月から6月に収穫されます。
コロンビアコーヒーのバラエティの豊かさを知り、あなたのお気に入りの一品を見つけてみませんか?一杯ごとにカフェテロの熱意と誇りが詰まったコロンビアのコーヒーは、いつでも皆さんを感動させることでしょう。